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喘息に対する鍼灸治療

  • 執筆者の写真: 鍼灸 前倉
    鍼灸 前倉
  • 2025年12月17日
  • 読了時間: 2分

〜重症の方・妊婦さん・お子さまにも配慮した東洋医学のケア〜


 喘息は、軽症から重症まで幅があり、症状の現れ方や日常生活への影響も人それぞれです。吸入薬や内服薬などの薬物療法が治療の中心となりますが、重症の喘息の方でも「体調の波」や「息苦しさ」に悩まれているケースは少なくありません。

鍼灸治療は、喘息を根本的に治すものではありませんが、医療機関での治療を継続しながら行う補完的なケアとして取り入れられています。


重症喘息の方に対する鍼灸の役割

重症の喘息では、

  • 息切れが強い

  • 発作への不安が常にある

  • 睡眠や日常生活に支障が出ている

といった問題を抱えることがあります。


鍼灸治療では、

  • 呼吸補助筋の過緊張をやわらげる

  • 自律神経の乱れを整える

  • 疲労やストレスを軽減する

ことを目的とし、「少しでも楽に呼吸できる時間を増やす」「体調を安定させる」サポートを行います。

※重症の方の場合、発作のコントロールや薬の調整は必ず主治医の管理下で行い、鍼灸は併用療法として実施します。


妊娠中・妊活中で喘息がある方へ

妊娠中や妊活中は、喘息症状が悪化しやすくなることがあり、薬の使用に不安を感じる方も多い時期です。

鍼灸治療では、

  • 妊娠期に配慮した安全な体勢

  • お腹に影響を与えない経穴選択

  • 刺激量を抑えた施術

を行い、呼吸のしづらさや緊張感をやわらげることを目的とします。

重症の喘息をお持ちの方でも、主治医の治療を優先した上で、体調管理の一環として相談を受けることがあります。


小児喘息(重症例を含む)と鍼灸

小児喘息に対しては、「刺さない鍼(小児鍼)」を用い、年齢や体調に合わせた非常にやさしい刺激で行います。

特に、

  • 夜間発作が続く

  • 季節の変わり目に悪化しやすい

  • 不安や緊張で症状が出やすい

といったお子さまでは、自律神経を整える目的で行われることがあります。

重症の場合でも、医療機関での治療を第一とし、日常生活を少しでも楽に過ごすための補助的ケアとして対応します。


喘息と長く付き合うための選択肢として

喘息は、重症・軽症に関わらず、長期的な管理が必要な疾患です。鍼灸治療は、

  • 発作が起こりにくい体調管理

  • 呼吸の不安や緊張の軽減

  • 医療と併用したトータルケア

として、幅広い方に利用されています。


重症の方、妊婦さん、妊活中の方、お子さまも含め、状態を丁寧に確認した上で施術を行います。喘息や息苦しさでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 
 
 

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