あなたの息切れが鍼灸で軽減できる
- 鍼灸 前倉
- 11月24日
- 読了時間: 2分
呼吸ができない、そのつらさに東洋医学ができること―
「少し歩いただけで息が上がる」「深く吸おうとしても胸が広がらない」。
こうした“息切れ”は、加齢や筋力低下、呼吸器疾患、ストレスなど、さまざまな原因で
起こります。息が吸いにくいと、動くこと自体が億劫になり、さらに体力が落ちるという
悪循環に陥ることも少なくありません。

◆ 鍼灸が着目するのは「呼吸の質」
東洋医学では、呼吸を “気の出入り” と捉え、胸や背中のこわばり、横隔膜の緊張、全身の巡りの悪さが息切れを悪化させると考えます。鍼灸では以下のような働きを期待できます。
1. 胸まわり・横隔膜の緊張緩和
肩こりや背中の張りが強いと、胸郭(胸)が広がりにくくなります。胸や背中のツボを用いて筋緊張をほどくことで、呼吸が「入りやすい」状態へ導きます。
2. 自律神経を整え、呼吸のペースを安定
不安や緊張が強いと浅く速い呼吸になり、息切れが悪化します。鍼刺激は迷走神経を介して副交感神経の働きを高め、呼吸をゆっくりと整える効果が知られています。
「施術中に自然と深呼吸ができるようになった、呼吸がすごく楽」という声も多いです。
3. 呼吸筋の機能改善・血流アップ
呼吸は筋肉の動きです。特に、横隔膜・肋間筋・背筋が硬いと、深く吸えず、吐き切れず、息苦しさの原因に。鍼灸は局所の血流を改善し、筋の柔軟性と筋血流量を高めることで、
呼吸動作をスムーズにします。
4. 慢性呼吸器疾患の息切れにも鍼治療の有効性が報告
COPD(慢性閉塞性肺疾患)など、慢性呼吸器疾患に対しても、鍼治療が
息切れの軽減
運動耐容能(歩ける距離など)の改善
炎症マーカーの低下につながる可能性が複数の臨床研究で示されています。薬とも併用できる点もメリットです。
◆ 鍼灸治療で「息がしやすい」という日常の変化
鍼灸後の患者さんが口にされるのは、「胸がスッとした感じ」「呼吸が軽くなった」
「歩いても前ほど苦しくない」「体がすごい軽くなった」といった小さな生活の変化です。
息が整うと、体も心も落ち着きます。その積み重ねが、日常の“動きやすさ”につながっていきます。
上記に心当たりのある方は、まずはお気軽にご相談ください。






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